OIRI 大分県産業科学技術センター 09.9.16: 更新
 平成20年度研究実績

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・■・ a 提案型研究

(1)提案型技術開発受託研究事業
研究テーマ 担当部所 内容・成果
スプリングプローブピンの特性評価と許容電流特性向上技術の開発
電子・情報担当
ウェーハテストに用いるプローブの許容電流特性の向上に向けた研究開発を行い、新規プローブカードを考案した。今年度は、考案に基づいて昨年度製作した試作品の電気的特性評価・耐久試験等を実施し、初期目標を達成した。また、これら試験の結果に基づいて、最終試作を行い、実証試験により事業化への見通しを得た。尚、本件については、特許出願を行った。
機上計測を用いた超精密金型部品の高効率切削加工技術の研究
機械・金属担当
機上計測システムのハード・ソフトのシステム構築と基本的な計測機能の検証を実施した。
ニアネットシェイプ成形による難燃性マグネシウム合金製ロボットアーム部品の開発 機械・金属担当
県内企業における事業化実証用溶解・鋳造設備の導入を支援するとともに、鋳造シミュレーション等を活用して、製品の大半が肉厚2.5mmの薄肉ロボットアーム部品を試作した。
保健能食品の開発スキームの構築〜ハーブおよびカボスを用いた高尿酸血症を予防する飲料の開発〜 食品産業担当
動物実験においてハーブやカボス、およびそれらを使用した試作飲料の高尿酸予防作用を検証し、臨床試験に必須なデータ取りを行う。成分等の分析を行い、作用との相関を検討した。
高効率太陽電池製造に関する研究 工業化学担当
テクスチャ(太陽電池表面のミクロ凹凸)の顕微鏡観察・表面分析、および使用済み洗浄液のGC-MS分析・洗浄液の酸性雰囲気暴露試験を行った。
油の微生物分解処理技術の一般化に関する研究(油流出事故回収物の微生物分解処理の普及)
地域資源担当
油流出事故回収物の微生物分解処理の普及・社会実装を目指し、拠点候補地域2箇所においてバーク堆肥中で油を分解させるデモ試験などを行った。
未利用・不良竹を利用した竹炭の高機能化
地域資源担当
竹チップの天然乾燥法を検討し伐採直後品、半乾燥品等について季別に含水率変化を可視化した。
竹建築ボードの生物劣化及び強度性能の弱点克服に必要な処理技術の開発 日田産工試
竹材を原料としたパーティクルボードを製作する過程において、生物劣化(カビや害虫)の抑制試験を実施した。また、竹材を圧密して加工する圧密竹釘を開発し、性能試験を実施した。

(2)公設試農工連携推進事業
研究テーマ 担当部所 内容・成果
県産スギ材による簡易ハウスの開発
日田産工試
スギ積層パネルを水平方向に積上げていくことで壁を構成する、高強度・短期施工性・高解体性のある簡易組立てハウスの開発を行った。丸太組み工法や校倉造をパネルに応用した工法Aと蟻継ぎをパネルに応用した工法Bの2つの工法を検討・モデルハウスを施工し、工法A・工法B共に高い施工性を確認できた。
多機能性を付与したスギ内装材の開発
産業デザイン担当
新設住宅着工の減少に加えて、代替材や外材の進出等により、県産スギ材は非常に厳しい環境下にある。そこで、製材品以外の新たな用途開発・商品開発を目指し、和洋を問わず様々な空間に対応できる多機能性を持った内装材の開発を行った。
日田産工試
県産スギ材の新たな用途開発・商品開発を目指し、和洋を問わず様々な空間に対応できる多機能性を持った内装材と周辺家具類の開発を行ってきた。20年度は調湿性を損なわない草木染め着色塗装の確立、調湿スギ内装材のデザイン開発と展開事例研究などを行った。

(3)県産麦焼酎酵母開発事業
研究テーマ 担当部所 内容・成果
県産麦焼酎用酵母の開発に関する研究
食品産業担当
新規焼酎用酵母のスクリ−ニングを実施し有望酵母の検証を行った。

(4)農業対策支援研究
研究テーマ 担当部所 内容・成果
風味が良好で品質劣化の少ないカボス果汁製造技術の開発
食品産業担当 潜在的需要がある香味に優れた高品質なカボス果汁開発のための製造技術・品質保持技術について検討した。


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・■・ b 企業ニーズ対応型研究

(1)共同研究
研究テーマ 担当部所 内容・成果
液状食品充填における計量の自動化
電子・情報担当
500mlパック容器に飲料水を充填する充填機において、従来、充填と計量は人手によっていたが、一定周期で計量データの得られる電子秤を用いて充填停止時機を推定し、これに基づき充填を制御する自動化を行い、高精度での充填が可能になった。
特殊環境下における緊急遮断システムの開発
機械・金属担当 ネットローラーに巻き込まれたり、落船するなど、緊急時に無線により装置等を遠隔停止するシステムを開発した。試作機の動作距離は約20mである。
速乾性ウレタンの精密ライニング手法に関する共同研究
機械・金属担当 水耕栽培用の発砲スチロール製定植パネルへの滑らかなウレタンライニングを目的として、温度調節機構並びにスプレーノズルの改良を行った。結果、1回の塗布面積の拡大による効率化や装置の素早い立上げに伴う使用量の削減、滑らかなライニングが可能になった。
異種金属の超音波接合に関する共同研究
機械・金属担当 デジタルカメラの筺体部品を結合するために、金属の超音波接合可能性について接合実験を行った。アルミ同士の接合は可能性が示されたが、アルミとステンレスでは困難であった。
大分新地鶏(冠地鶏)の加工品に関する共同研究
食品産業担当 地鶏の新製品開発における製造条件の把握・品質管理指標について検証した。
カボスの香りを付与した新規干物製品の開発
食品産業担当 カボスの風味を生かした、新製品開発について製造方法・品質管理指標を検討した。
大規模魚醤湯製造にともなう製造技術および品質管理に関する共同研究 食品産業担当 製産規模拡大に伴う、製造上の管理指標、品質管理指標を明確にし、安定生産のための技術を検討した。
金属コロイド粒子の開発
地域資源担当 金属塩を還元して金コロイドを得た。得られた金属コロイドはト感作反応良好だった。

(2)受託研究
研究テーマ 担当部所 内容・成果
コーヒー焙煎時の煙の処理方法に関する共同研究
工業化学担当
煙の評価方法を検討し、各種処理方法を試みた。
関さばの一夜干しの冷凍保存状態での鮮度の変化について 食品産業担当 関さばの一夜干しの保存中の鮮度変化や賞味期限決定に関するデータを収集し、高品質で安全性の高い関さばの一夜干し製品の開発を行った。
耐腐食・付着性を有する硫黄固化体の温泉用途への適用に関する調査研究 地域資源担当 硫黄固化体を温泉施設に適用するに際し、硫黄資源の状況や実用化の先進地事例について調査を行った。
焼酎の長期貯蔵に適したスギ樽の製造方法
日田産工試
スギで作った貯蔵容器の焼酎の欠減率が大きい理由として、スギ素材又は加工方法のいずれに問題があるかを明らかにすることを目的とし、水の欠減率の測定を行った。

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・■・ c 経常研究

(1)九州公設試連携共同研究
研究テーマ 担当部所 内容・成果
安全性の高いマグネシウム合金エンドミル切削加工技術の研究
機械・金属担当
任意形状について円弧型工具パスパターンを作成した結果、エンドミル工具寿命が伸びることがわかった。
難燃性マグネシウム合金の溶解・鋳造技術の高度化に関する研究
機械・金属担当 従来のマグネシウム合金の流動性を上回る難燃性マグネシウム合金の溶解条件を見出した。難燃性マグネシウム合金の熱物性値を求め、鋳造シミュレーションの精度を向上させた。
地域資源を活用した新規調味料に関する調査
食品産業担当
九州・山口地域において地域の魚介類を素材として開発された調味料等について、製造技術、成分組成等に関する調査を行い、技術支援等を行う上での基礎となる技術資料の整備を実施することにより、企業における製造及び流通上の問題解決について検証した。
粉砕竹材の農業分野への応用
地域資源担当
竹材がシイタケの菌糸の成長を阻害する傾向は見られなかった。

(2)経常研究
研究テーマ 担当部所 内容・成果
杉素材を切り口とした九州公設試のデザイン連携に関する調査
産業デザイン担当
各県からの杉を素材とした技術開発・商品開発情報を収集し、データベースとして構成するためのフォーマットについて検討した。
脆性材料等のマイクロ加工に関する研究
機械・金属担当
脆性材料への切削加工適用を目標に、ワイヤ放電加工機を用いて焼結ダイヤモンドを直径0.3mmのフラットドリルを製作し、石英ガラスに穴加工し、ドリルの性能や摩耗状態、加工穴品質について調査した。
米粉利用食品の技術開発と品質向上
食品産業担当
米粉の消費拡大可能な食品開発を目的に、米の品種及び製粉法による加工適性を明らかにし、特徴を活かせる加工品及び製造条件について検討した。
麦焼酎の蒸留・精製方法に関する研究
食品産業担当
麦焼酎の蒸留圧力や精製方法などの組み合わせによる酒質の変化とその評価方法の確立を目指して試験研究を実施した
ウメを利用した高品質な加工食品の開発
食品産業担当 ウメを原料とした新規製品の製造技術を確立するとともに既存製品の高品質化技術を開発し、企業による商品化のための問題点を把握検討した。
食品加工残さ飼料の開発
食品産業担当
食品加工残さの飼料化にむけての成分特性の把握と減容化・サイレ−ジ技術について検討した。
農産物の流通技術に関する研究
食品産業担当
農産物の流通における鮮度保持・品質管理システムの構築 日田梨の台湾輸出時の温湿度・振動測定および小ネギ・ニラの流通条件について検討した。
石灰石の高付加価値化に関する研究 地域資源担当 炭酸カルシウム合成を検討し、ほぼ均一な粒子を得ることことができた。
押し抜き成型法(絞り加工)による建築用接合具の開発
日田産工試
接着付着性の向上を目的に、絞り加工法により作製した圧密竹コネクターの表面加工法の検討を行った。その結果、鋼製接合具の2/3相当の最大耐力(約25kN)を示した。

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・■・ d 調査研究

研究テーマ 担当部所 内容・成果
オープンソースソフトウェアの活用に関する調査研究 電子・情報担当 近年注目されているオープンソースソフトウェアについて調査を行った。具体的にはLinux 、グループウェア、CMS等を実験的に動作させて調査を行った。
高周波回路の最適化に関する基礎技術の調査研究
電子・情報担当
315MHz帯微弱無線のための受信アンテナ、受信回路と、その他高周波回路技術について調査研究を実施した。
商品企画作業プロセス化のための調査研究
産業デザイン担当 商品開発への利用が期待できる経営ツールについて情報収集を実施した。
次世代電磁力応用製品の開発支援技術に関する技術課題調査
機械・金属担当
県内企業の次世代電磁力応用製品の開発支援を図るために、センサー用部品の微小フィレットの加工、及び高耐電圧電線用ナノコンポジットに関する課題を抽出し、取り組むこととした。
次世代電磁力応用製品開発に関する調査研究
工業化学担当
特許や文献などの調査を行い、知見を深めた。また、電線素材の分析を、走査型電子顕微鏡、熱分解ガスクロマトグラフ、赤外分光光度計を用いて行った。
金属表面に関する調査研究
工業化学担当
顕微鏡観察・表面分析の結果から、良品・不良品に差違がないことを確認した。
凝集沈殿に関する調査研究
工業化学担当
凝集剤の添加よりも酸を加えてpHを下げる方が効果的。凝集法では時間がかかる問題点を確認した。
ハーブ機能性の有効活用
食品産業担当
ハ−ブの抗酸化性について食用油に対しての効果を判別した。
高級漆喰開発
地域資源担当
高級漆喰開発において、消石灰、漆喰について流動性等を評価した。

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